[最終更新日 : 2021年1月8日]

kachi-asuka

河知 あすか

ESMO fellowship, INSERM U981 Gustave Roussy

がんセンター時代のポジション
みなさん初めまして。私は現在仏Gustave Roussyがん研究所で、肉腫に対するトランスレーショナル(TR)研究に取り組んでいます。これまで、2016年に正規レジデント、2018年に腫瘍内科がん専門修練医を修了しました。その後、2018年10月まで同施設エピゲノム研究分野で乳がんにおけるBRCA1メチル化の意義研究を行いました。臨床医として9年働き、薬物療法専門医を取得してから、基礎研究を開始しました。
腫瘍内科で得られた経験の思い出
渡仏後に、腫瘍内科時代に培ったがん診療のプリンシパルが世界に通用するものであったと自信をもちました。腫瘍内科では、エビデンスが豊富な乳がん診療を通し、腫瘍内科の基本原則を学びます。その上で、エビデンスが乏しい希少がん診療で、例外的事例に対処します。両方の経験を積むことで、基礎体力が鍛えられました。さらには、医師キャリアの早い段階で医師主導治験の想起・運営に携わることで、TRの意義を理解することができました。
現在の職場でのお仕事にがんセンターの経験がどのように生かされたか
患者中心医療を理解した腫瘍内科になりたい方、医師主導治験に興味がある方は、充実した経験ができると思います。